2023年 10月 03日
MoTeC E888 |
この製品は「影の必須アイテム」として多くの車輌に装着されてきた秘密兵器です。

簡単にざっくりと説明すると、E888は温度センサーや圧力センサー、排気温度センサーを大量に接続できると共に、電動ファンや電動ポンプなど外部機器を制御するためのアウトプットも完備するECUの拡張機器です。
あれもこれもMoTeC ECUやディスプレイロガーに入力したり、ECUで制御したいのに、入出力ピンが足りない…というケースは意外と多く、入出力を増やしたい場合に使用します。
特に注目するポイントは、排気温度センサー(K熱電対)を直接接続できる部分です。Kタイプの熱電対は接続の際にアンプを介する必要があり、6気筒や8気筒の排気温度で使用する場合は、熱電対の数だけアンプも揃える必要がありました。ところがE888はアンプを内蔵しているため、K熱電対を直接(最大8個)接続できます。もちろんE888に接続したセンサーの情報はMoTeCのデータロガーで記録も可能です。
ちなみに、東京オートサロンに展示した弊社ドンガラGT-Rにも、6個の排気温度センサーの「センサー情報をCANで室内のECUに送る」ための中継器として使用していたので、実際に見た方もいらっしゃると思います。
E888にあれもこれも大量に接続しても、ECUとはCAN(2本線)だけで通信。エンジンルームにE888を設置すれば、大量の配線がバルクヘッドをまたぐ必要がありません。言い忘れましたが、ECUだけではなくダッシュロガーやディスプレイロガーのCANに接続できるため、データをロギングするだけではなく、E888のセンサー情報を画面上にリアルタイム表示もできます。
「入出力系統を使い切って困った場合に紹介する」…という、一見すると地味な製品ですが、MoTeC ECUは実験や検証、記録を狙う車輌のような「多くのセンサーを利用するケース」で重宝して頂いている製品だけに、E888が活躍するシーンも少なくありません。
ただ、ストリートのE888装着率は多くありません。
E888の「入出力ポートを増やしてECUとCANで通信」は、同じ事がディスプレイロガーにもできるからです。
単純な入出力機器であるE888と、メーター表示やロガー機能も充実するディスプレイロガーを比較すると、どうせ買い足すなら機能が充実している方を望まれる方が圧倒的です。
もちろん、E888にしか無い機能が欲しい場合や、ECUとディスプレイロガーの両方の入出力が一杯な場合には、E888が必要なケースも出てきます。
C18X系ディスプレイロガーであれば、E888を同時に2個接続できるため、さらに拡張性が高まります。
ちなみに、同じように入出力で困った場合に活躍するMoTeC 機器は他にもあります。
SVIM
L120
L180
ACL
など、センサーや外部機器を数多く接続する際の拡張機器を多数取り揃えております。
多量のセンサーを接続する場合や、多量のセンサー情報をロギングしたい場合は、ぜひ御相談ください。

あれもこれもMoTeC ECUやディスプレイロガーに入力したり、ECUで制御したいのに、入出力ピンが足りない…というケースは意外と多く、入出力を増やしたい場合に使用します。
特に注目するポイントは、排気温度センサー(K熱電対)を直接接続できる部分です。Kタイプの熱電対は接続の際にアンプを介する必要があり、6気筒や8気筒の排気温度で使用する場合は、熱電対の数だけアンプも揃える必要がありました。ところがE888はアンプを内蔵しているため、K熱電対を直接(最大8個)接続できます。もちろんE888に接続したセンサーの情報はMoTeCのデータロガーで記録も可能です。
ちなみに、東京オートサロンに展示した弊社ドンガラGT-Rにも、6個の排気温度センサーの「センサー情報をCANで室内のECUに送る」ための中継器として使用していたので、実際に見た方もいらっしゃると思います。
E888にあれもこれも大量に接続しても、ECUとはCAN(2本線)だけで通信。エンジンルームにE888を設置すれば、大量の配線がバルクヘッドをまたぐ必要がありません。言い忘れましたが、ECUだけではなくダッシュロガーやディスプレイロガーのCANに接続できるため、データをロギングするだけではなく、E888のセンサー情報を画面上にリアルタイム表示もできます。
「入出力系統を使い切って困った場合に紹介する」…という、一見すると地味な製品ですが、MoTeC ECUは実験や検証、記録を狙う車輌のような「多くのセンサーを利用するケース」で重宝して頂いている製品だけに、E888が活躍するシーンも少なくありません。
ただ、ストリートのE888装着率は多くありません。
E888の「入出力ポートを増やしてECUとCANで通信」は、同じ事がディスプレイロガーにもできるからです。
単純な入出力機器であるE888と、メーター表示やロガー機能も充実するディスプレイロガーを比較すると、どうせ買い足すなら機能が充実している方を望まれる方が圧倒的です。
もちろん、E888にしか無い機能が欲しい場合や、ECUとディスプレイロガーの両方の入出力が一杯な場合には、E888が必要なケースも出てきます。
C18X系ディスプレイロガーであれば、E888を同時に2個接続できるため、さらに拡張性が高まります。
ちなみに、同じように入出力で困った場合に活躍するMoTeC 機器は他にもあります。
SVIM
L120
L180
ACL
など、センサーや外部機器を数多く接続する際の拡張機器を多数取り揃えております。
多量のセンサーを接続する場合や、多量のセンサー情報をロギングしたい場合は、ぜひ御相談ください。
by avo-motec
| 2023-10-03 16:11
| 製品紹介
|
Comments(27)
あれ?
C187は2個まで何ですか?
どこぞで、4個まで接続できるって見たんですが……
C187は2個まで何ですか?
どこぞで、4個まで接続できるって見たんですが……
1
あと、ACLって英語サイトで廃止されたと表示されてるんですけど、まだ販売してるんですか?
C18X系はE888をCAN経由で最大2個まで認識及び設定が可能です。ソフトウェア上でも2個までしか設定できない仕様です。
ACLは製造終了しましたが、まだ在庫分の販売はおこなっておりおます。L180やC18X系共々、御客様の要望次第で提供が可能です。
ACLは製造終了しましたが、まだ在庫分の販売はおこなっておりおます。L180やC18X系共々、御客様の要望次第で提供が可能です。
ACLはそうでしたか。
C18X系はCANバス1個につき2個ですか?
それともCANバス4個に付き2個ですか?
それと、M800に使えるCDI8はエキスパンダー機能で出力1個で8気筒点火できるらしいですが、M190とかに対応しているCDI8もエキスパンダー機能を持っているんでしょうか?
たびたび質問すみません。
C18X系はCANバス1個につき2個ですか?
それともCANバス4個に付き2個ですか?
それと、M800に使えるCDI8はエキスパンダー機能で出力1個で8気筒点火できるらしいですが、M190とかに対応しているCDI8もエキスパンダー機能を持っているんでしょうか?
たびたび質問すみません。
追加で質問なんですが、C18XにMoTeC 32GB データプラグと言うUSBメモリーのアクセサリーがあるようなんですが、それはデータをUSBメモリーに常時ロギングするようなものなのでしょうか?
それと、バレットカメラで表示する映像はロギング可能なのでしょうか?
それと、バレットカメラで表示する映像はロギング可能なのでしょうか?
C18X系ディスプレイロガーは、CANバスに関係なく最大2台までのE888の接続及び設定が可能です。
M190に対応するM1用CDI8はエキスパンダーのように使用できません。例えばダイレクトコイルの8気筒に使用する場合ですと、M1から8個のイグニッション出力をCDI8に接続し、CDI8から8個のCDI用コイルに接続します。
C18Xは、プロロガーオプションを付与することでUSBロガーという機能が使用できるようになります。これは、ロギング内容をUSBメモリに記録できる機能で、ピット作業中などPCを接続することなくUSBメモリの差し替えでログを吸う事ができるようになります。ただし、USBは非常にデリケートな端子なので、振動でグラつかない専用のメモリが必須であることと、差し替え時は必ず電源を落としている必要があります。
ダカールラリーなど長期に渡るレースをはじめ、瞬間的に10G以上の衝撃が加わる車輌や、全開時の横転事故など、世界中のレースで最後までログを残している事から、USBロガーに対しても高い評価を頂いております。
ちなみに、C18Xに接続したビデオカメラの映像ですが、ディスプレイロガー画面上に表示するだけの機能です。映像のロギングはできません。
車載映像を記録し、ログのタコメーター等を同時表示・再生する機器は、過去にHD-VCSやV2という物がありましたが、これらは生産終了となりました(在庫がある間は継続販売しております)。
M190に対応するM1用CDI8はエキスパンダーのように使用できません。例えばダイレクトコイルの8気筒に使用する場合ですと、M1から8個のイグニッション出力をCDI8に接続し、CDI8から8個のCDI用コイルに接続します。
C18Xは、プロロガーオプションを付与することでUSBロガーという機能が使用できるようになります。これは、ロギング内容をUSBメモリに記録できる機能で、ピット作業中などPCを接続することなくUSBメモリの差し替えでログを吸う事ができるようになります。ただし、USBは非常にデリケートな端子なので、振動でグラつかない専用のメモリが必須であることと、差し替え時は必ず電源を落としている必要があります。
ダカールラリーなど長期に渡るレースをはじめ、瞬間的に10G以上の衝撃が加わる車輌や、全開時の横転事故など、世界中のレースで最後までログを残している事から、USBロガーに対しても高い評価を頂いております。
ちなみに、C18Xに接続したビデオカメラの映像ですが、ディスプレイロガー画面上に表示するだけの機能です。映像のロギングはできません。
車載映像を記録し、ログのタコメーター等を同時表示・再生する機器は、過去にHD-VCSやV2という物がありましたが、これらは生産終了となりました(在庫がある間は継続販売しております)。
事細かに教えていただきありがとうございます。
Izze-Racingのタイヤ温度センサ・ブレーキ温度センサ・レーザー車高センサをMoTeCで使用することは可能でしょうか?
また、SmartyCAM 3 DUALというAim製のCAN通信で接続するタイプのカメラはMoTeCとは接続できないのでしょうか?
あと、ストレインゲージのデータロギングは出来るのでしょうか?
Izze-Racingのタイヤ温度センサ・ブレーキ温度センサ・レーザー車高センサをMoTeCで使用することは可能でしょうか?
また、SmartyCAM 3 DUALというAim製のCAN通信で接続するタイプのカメラはMoTeCとは接続できないのでしょうか?
あと、ストレインゲージのデータロギングは出来るのでしょうか?
追加で質問なんですかE888以外に出力を増やエキスパンダーはないんでしょうか?
SmartyCAM 3 DUALはEVO5がM190対応だったので、同じく直接接続できるSmartyCAM 3 DUALも対応だと思うのですが接続して使う事は出来るんですか?
たびたびで申し訳ありませんが、コンセントのような形状のKタイプ熱電対をぶった切って接続することもE888は可能なのでしょうか?
M190はE888を3つまで接続可能なのでしょうか?
M190はE888を3つまで接続可能なのでしょうか?
追加で質問申し訳ありませんが、E888とE816何が違うのでしょうか?
返信がまだのようなので続けて質問させてもらいますね。
1本分のインジェクターハーネスから4本分分岐させることで4本を並列制御することは可能でしょうか?
1本分のインジェクターハーネスから4本分分岐させることで4本を並列制御することは可能でしょうか?
ストレインゲージに限らず、接続したセンサーをディスプレイロガーが認識できるのであれば、数値の画面表示やロギングが可能です。
CAN接続可能な製品であれば、MoTeCのディスプレイロガーと接続することは可能です。これはパソコンにUSBポートがあればUSBケーブルのある製品が何でも接続できる事と同じです。ただ、接続した機器がディスプレイロガーで利用できるかどうかは、接続機器のメーカーにお問い合わせください。弊社ではMoTeC製品以外の接続や御利用に関しましてはノンサポートとなります。
ちなみにMoTeC M1シリーズには、E888を1個接続が可能です。
E888:8個のアナログ電圧、8個のK型熱電対の入力と、8個のPWM出力+α
E816:製造終了・本国在庫無し。16個のアナログ電圧入力と、8個のPWM出力+α
SVIM:24個のアナログ電圧と、2個の速度入力
E888へのL型熱電対の接続ですが、コンセント状の部分に適合するコネクターを利用するのが一般的ですが、自己責任で切断して使用されているユーザー様もおられます。
インジェクターの並列接続は可能です。
CAN接続可能な製品であれば、MoTeCのディスプレイロガーと接続することは可能です。これはパソコンにUSBポートがあればUSBケーブルのある製品が何でも接続できる事と同じです。ただ、接続した機器がディスプレイロガーで利用できるかどうかは、接続機器のメーカーにお問い合わせください。弊社ではMoTeC製品以外の接続や御利用に関しましてはノンサポートとなります。
ちなみにMoTeC M1シリーズには、E888を1個接続が可能です。
E888:8個のアナログ電圧、8個のK型熱電対の入力と、8個のPWM出力+α
E816:製造終了・本国在庫無し。16個のアナログ電圧入力と、8個のPWM出力+α
SVIM:24個のアナログ電圧と、2個の速度入力
E888へのL型熱電対の接続ですが、コンセント状の部分に適合するコネクターを利用するのが一般的ですが、自己責任で切断して使用されているユーザー様もおられます。
インジェクターの並列接続は可能です。
ご返信ありがとうございます。大変勉強になりました。ありがとうございます。
Izze-Racingのセンサーに関してはどうなんでしょうか?
だいぶ前にこのブログで出来ると書いていた気がするのですが……
だいぶ前にこのブログで出来ると書いていた気がするのですが……
追加で3軸加速度センサーとは前後左右上下と言う認識で良いですか?
CANは2mで二つ 4mで両端と真ん中に一つの抵抗を入れるという認識であってますか?
スタンドアロンノックモジュールはM190かC18Xディスプレイに接続して使用することはできますか?
あとM190は何個までエンジンマップを記録することが出来ますか?
CANは2mで二つ 4mで両端と真ん中に一つの抵抗を入れるという認識であってますか?
スタンドアロンノックモジュールはM190かC18Xディスプレイに接続して使用することはできますか?
あとM190は何個までエンジンマップを記録することが出来ますか?
・ブレーキ温度センサーに関してはこちらのブログだと思います。
https://motec.exblog.jp/26253800/
ディスプレイロガーは校正可能な汎用センサーの使用を前提に設計されておりますので、ユーザー様の使い方次第でさまざまな利用方法があります。紹介したセンサーはMoTeC社製ではありませんので、対応や設定に関しましてはセンサーメーカー様にお問い合わせをお願い致します。
・3軸の加速度センサーは前後左右上下で間違い有りません。
・CANは2m以内であれば抵抗は1個、2m以上であれば両端に各1個(合計2個)の抵抗が必要です。
・スタンドアロンノックモジュールに関しましてはM800、M600、M400専用となります。M1シリーズは標準でノック制御機能を内蔵しております。M1にディスプレイロガーを接続すると、ノックの状態やワーニングを画面に表示することができます。
https://motec.exblog.jp/26253800/
ディスプレイロガーは校正可能な汎用センサーの使用を前提に設計されておりますので、ユーザー様の使い方次第でさまざまな利用方法があります。紹介したセンサーはMoTeC社製ではありませんので、対応や設定に関しましてはセンサーメーカー様にお問い合わせをお願い致します。
・3軸の加速度センサーは前後左右上下で間違い有りません。
・CANは2m以内であれば抵抗は1個、2m以上であれば両端に各1個(合計2個)の抵抗が必要です。
・スタンドアロンノックモジュールに関しましてはM800、M600、M400専用となります。M1シリーズは標準でノック制御機能を内蔵しております。M1にディスプレイロガーを接続すると、ノックの状態やワーニングを画面に表示することができます。
返信ありがとうございます。
M190には何セットのエンジンマップを記録して切り変えることが出来るのでしょうか?
M190には何セットのエンジンマップを記録して切り変えることが出来るのでしょうか?
MoTeC M1シリーズには、複数のエンジンマップを記録する機能はありません。別のマップに変更する際はPCの接続が必要です。
M800などはスイッチで切り替え出来る機能が、M190系ではなくなってるって事で良いですか?
M800にも、メインの燃料や点火のマップを複数セットして切り替える機能はありません。ただし、補正機能を利用することで、あたかも複数のマップを切り替えるように使用するような利用方法はあります。これはMoTeC ECUの機能と言うよりは、自由度の高いMoTeC ECUをエンジニアが十二分に使いこなす「応用」の範疇となります。
なるほど、そういう事だったんですね。
教えていただき、ありがとうございます。
教えていただき、ありがとうございます。
燃料マップと点火マップの補正機能であたかも複数のマップを切り替えるような応用での使用では、補正を何個まで用意できてロータリースイッチで切り替え出来るのでしょうか?
MoTeC ECUの自由度の高さを応用した利用方法になります。「パソコンを買ったらどんなゲームが作れますか?」という質問に対し回答が難しい事と同じで、お使い頂くエンジニアの発想や応用次第です。ECU単体はもちろんですが、入出力端子数を増やしたり、より複雑なプログラムを追加するために、MoTeCディスプレイロガーやPDM、キーパッドを組み合わせて、複合的に制御をおこなっている方もおられるようです。
切り替えの一例として、MoTeC 9ポジションロータリースイッチを使用した簡単な方法が公開されております。
https://www.youtube.com/watch?v=bO6X8gxFh_c
https://www.youtube.com/watch?v=bO6X8gxFh_c
教えていただきありがとうございます。
C12X系とC18X系ってE888エクステンションを繋げられる数に違いはあるのでしょうか?

