2021年 07月 10日
学生フォーミュラ |
京都工芸繊維大学グランデルフィーノの方達がいらっしゃいました。
2年くらい前から原因不明の不具合があり、検証を重ねたものの不具合の原因を特定することができなかったそうです。
弊社にも半年~1年前くらいから電話やメールで質問が来ておりましたが、聞いた内容だけでは問題を特定することができませんでした。
今回は特定の回転数以上まで回そうとすると失火のような症状が起きていましたが、失火の原因は本当にさまざまです。
配線のシールド不全や点火系のパーツ・配線とセンサー配線が近いことで発生するノイズによる問題。
レジスター無しのプラグを使用したことで発生するノイズによる問題。
出力に対する点火の性能不足や、劣化による低性能化で確実な着火ができない点火性能が原因の場合。
など、一例を挙げようと考えただけで複数の可能性が出てくるほど、失火の可能性は多岐に渡ります。
メンバーの方達が長期に渡って解決できなかった理由も、多岐に渡る可能性から原因を特定できなかったからです。
このため、
「現車セッティングで何馬力出ました!」ではなく、失火の原因を特定して、解消して欲しいというのが今回の御相談です。
今回のケースは、複数のメンバーで悩んで回答が出なかった問題です。
「たぶんここだろう」ではなく、思いつく限りの可能性を端から順番に追っていく「急がば回れ」が、例え時間が掛かったとしても最短の解決策です。
結果、問題はSYNCセンサーにありましたが、センサーだけ交換すれば解決…という話ではなく、複数の要素が絡んでいたことが、問題の発覚を困難にさせていた模様です。
学生フォーミュラは勝つことももちろん大切ですが、そこに至る過程でどれだけ個々が学べるか、どれだけ吸収できるか、どれだけ成長できるかが重要です。私達の作業を見た彼等が、少しでも何かを学んだり、成長のヒントを掴んでくれていると嬉しいです。
by avo-motec
| 2021-07-10 15:45
| ブログ
|
Comments(0)



