2020年 08月 28日
オプション10月号 |
発売中のチューニング雑誌OPTIONで、弊社第二工場(セッティングファクトリー)で稼働中の3600ps対応ダイノが紹介されています。 
mainline
このメーカーは、ローラー式とハブ式の両方を製造していますが、話題の中心は上の画像にある巨大なハブ式「Pro Hub」です。 車幅を考えたら全幅7m以上のスペースが必要そうですが、この計測器を使って、これまで「本当は何馬力出てるの?」と疑問だったアルコールファニーカーのようなドラッグマシンが、3000馬力や5000馬力という強烈な数字を叩き出し、その計測風景がYoutubeで公開されるようになると、人気は世界規模になりました。 ローラータイプの計測器には、一定以上の出力でタイヤがスリップして計測ができなくなるという問題があります。タイヤの摩擦で回転しているため、ローラーとタイヤが過熱してバーストするという、避けることができないリスクもあります。 このため、ある一定以上の出力ではハブ式が必須となってしまうのです。 ところが、mainline社製のハブ式ダイノは、2WD用のみ。 弊社が導入を考えているのは4WDタイプなので、mainline社製は選択肢に含まれていませんでした。しかも横幅が大きすぎる上に、ダイナパックのように車輪で移動できず、フロアに固定したレールの上を左右にスライドするだけです。 (超高出力で本体が転ばないための設計) mainline社製のダイノ導入の決定打は、ポータブル式の登場です。 ポータブル式は去年の春頃から発売の予告があり、4WDに対応するだけではなく、ダイナパックのように移動もできます。 ハードウェアは、何となく良さそうですが、問題はセッティング作業時の使い勝手がどうなのか。 実際にセッティング作業がやりやすいプログラムなのか、どのようなモードがあるのかなど、mainline社にさんざん問い合わせて問題が無いことを確認。 「さあ注文だ!」 となったところで、アメリカのPRIというショーの反響からバックオーダーが大量に入ってしまい、注文から半年くらい待つことになってしまいましたが、無事に日本に到着。 
新しくなったAVO本社工場で稼働させたいところですが、騒音問題をクリアしなければ設置することができません。そのため、シャーシダイナモを設置しているセッティングファクトリーに仮設。 本社工場の防音室が完成したら移設することにしました。

日本で使用されていることの多いダイナパックは、油圧で負荷を掛け、水で冷やす方式。 対するPro Hubは、電磁ブレーキ(リターダー)を使った負荷で、水を必要としません。 また、重量物であるリターダーが空転することで負荷が発生するため、ローラーのような使用感でのセッティングもできます。 このため、当初はローラーも残してPro Hubと2台体制にしようと考えていましたが、ローラー無しで大丈夫そうです。 
これが導入に至までの経緯です。日本国内にディーラーやサービスがありませんが、この手の機材が派手に壊れた際には「本国からスタッフが来て…」という対応になるのが定番。直接本社に連絡した方が話も早そうなので、あまり心配はしていません。 すでに10台以上のセッティング作業で使用しておりますが、高出力エンジンだけではなく、100ps以下の低出力でも問題なく使用できます。
これまで難しかった領域をじっくりと詰めることができるようになり、より追求したセッティングで提供できるようになりました。 MoTeC制御の御相談、お待ちしております!
セッティング機器、パワー計測機器を導入するにあたり、世界中の製品を調べ尽くしました。
大きく区分けすると「ローラー式」か「ハブ直結式」の2種類ですが、どちらも選択肢に入る物だけで何種類もあります。
当初はローラー式の4WDモデルを考えていて、2種類くらいまで候補を絞っていました。
ところがこれらは「非常に優れた面」を持っているものの「ちょっとガッカリする面」があり、一長一短でした。
そうやって悩んでいる中、オーストラリアのMainline社製ダイノが世界各地で話題になってきました。




これまで難しかった領域をじっくりと詰めることができるようになり、より追求したセッティングで提供できるようになりました。
by avo-motec
| 2020-08-28 14:00
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