2020年 06月 29日
暖かい季節が近付いてきました。 |
この図は以前紹介した物で、夏場の渋滞など地面に当たった熱風がラジエター前に回り込んで循環するため「走っていると大丈夫なのに止まるとヤバい」という状態の方に対するアドバイスです。

図ではアンダーパネルですが、ラジエター後方の熱気が回り込まないようにすることが肝心です。ラジエターの側面や上面から熱気が回り込むようでしたら、そちらの部分も対策する必要があります。
この導風だけではなく、ラジエターの容量アップを含む熱対策や、新品サーモスタットに交換しているにも関わらず、どうしても水温が安定しないという方は、ファンを疑ってください。カップリングファン、社外の電動ファンのどちらも、問題を起こす可能性を持っています。
まず純正のカップリングファンですが、エンジン直結で回っているように見えて、実は温度によって内部のクラッチがON/OFFしています。これが古くなってONにならなくなると、「一見回っているが実は回転数が低い」という状態になってしまい、オーバーヒートする危険が高くなります。また、古いカップリングは「ONになりっぱなし」になる場合もあります。この場合は高速道路など走行風だけで充分に冷却できているにも関わらず回り続けるため、エンジンのパワーロス(燃費の悪化)に繋がります。
次に社外の電動ファン。
電動ファンをざっくり説明すると、「直径」が大きく「パワー」に優れる物が最強です。ただ、パワーは目に見えないため「小さいファンを2個付けて対応するよりも、大きいファン1個の方が確実に冷えます」を信じて16インチのファンを購入したものの、全然冷えない…という人も。
ではどうすれば良いのか。

この導風だけではなく、ラジエターの容量アップを含む熱対策や、新品サーモスタットに交換しているにも関わらず、どうしても水温が安定しないという方は、ファンを疑ってください。カップリングファン、社外の電動ファンのどちらも、問題を起こす可能性を持っています。
まず純正のカップリングファンですが、エンジン直結で回っているように見えて、実は温度によって内部のクラッチがON/OFFしています。これが古くなってONにならなくなると、「一見回っているが実は回転数が低い」という状態になってしまい、オーバーヒートする危険が高くなります。また、古いカップリングは「ONになりっぱなし」になる場合もあります。この場合は高速道路など走行風だけで充分に冷却できているにも関わらず回り続けるため、エンジンのパワーロス(燃費の悪化)に繋がります。
次に社外の電動ファン。
電動ファンをざっくり説明すると、「直径」が大きく「パワー」に優れる物が最強です。ただ、パワーは目に見えないため「小さいファンを2個付けて対応するよりも、大きいファン1個の方が確実に冷えます」を信じて16インチのファンを購入したものの、全然冷えない…という人も。
ではどうすれば良いのか。
電動ファンはカタログに「1500cfm」など、cfmという単位で最大空気流量が記載されています。この数字が大きいほど風を送る性能が高いと考えて下さい。
(弊社マネージャーのV8インターセプターには3600cfmオーバーの16インチを使用しています)
ただ、闇雲にハイパワーの電動ファンを選択してしまうと、オルタネーターの発電容量が不足してしまう可能性や、ファンがONになった瞬間の突入電流でエンジンストールする可能性、配線の被服が溶けてショートする可能性があります。正しく電気を理解している人が、正しい容量の物を正しく装着できる環境を推奨します。
最後に、高性能な純正電動ファンの移植話。
昨今の高性能車は、ひと昔前のチューニングカー顔負けの大排気量&大出力を誇るスーパーマシンがゴロゴロしています。もちろんそのような高性能車には、それ相応の冷却システムが搭載されているので、それらを流用すれば驚異の冷却性能を簡単に手に入れることが可能です。
…と、言いたいのですが、このような車両用の電動ファンは、平気で10万近いプライス。しかも相当重量があったり、マウント方法が普通じゃありません。簡単に流用できず、シュラウドとセットで強靱なステーをワンオフで作成する必要があったり、尋常では無い突入電流を減衰させる装置(MoTeC DHBなど)が必須になるなど、簡単どころか「コスト」も「手間」も1番ハードルの高い物です。ところが、いざ手間と費用を惜しまずにワンオフで取り付けてみると、冷却性能に驚かされるレベルです。
特に落ちはないのですが、電動ファンに限らず、世界のエンジニアがどれを推奨しているのか、トップチームがどんなパーツを実際に使っているのかを調べることで、これまで見えなかった物がたくさん見えてきます。日本に限らず世界に目を向けてパーツを捜してみることをお薦めします。
(弊社マネージャーのV8インターセプターには3600cfmオーバーの16インチを使用しています)
ただ、闇雲にハイパワーの電動ファンを選択してしまうと、オルタネーターの発電容量が不足してしまう可能性や、ファンがONになった瞬間の突入電流でエンジンストールする可能性、配線の被服が溶けてショートする可能性があります。正しく電気を理解している人が、正しい容量の物を正しく装着できる環境を推奨します。
最後に、高性能な純正電動ファンの移植話。
昨今の高性能車は、ひと昔前のチューニングカー顔負けの大排気量&大出力を誇るスーパーマシンがゴロゴロしています。もちろんそのような高性能車には、それ相応の冷却システムが搭載されているので、それらを流用すれば驚異の冷却性能を簡単に手に入れることが可能です。
…と、言いたいのですが、このような車両用の電動ファンは、平気で10万近いプライス。しかも相当重量があったり、マウント方法が普通じゃありません。簡単に流用できず、シュラウドとセットで強靱なステーをワンオフで作成する必要があったり、尋常では無い突入電流を減衰させる装置(MoTeC DHBなど)が必須になるなど、簡単どころか「コスト」も「手間」も1番ハードルの高い物です。ところが、いざ手間と費用を惜しまずにワンオフで取り付けてみると、冷却性能に驚かされるレベルです。
特に落ちはないのですが、電動ファンに限らず、世界のエンジニアがどれを推奨しているのか、トップチームがどんなパーツを実際に使っているのかを調べることで、これまで見えなかった物がたくさん見えてきます。日本に限らず世界に目を向けてパーツを捜してみることをお薦めします。
by avo-motec
| 2020-06-29 16:54
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