2019年 07月 27日
フューエルインジェクターの話 1 |
燃料噴射に使用するフューエルインジェクターは、噴射装置そのものではなく、装置の先端にある蛇口のような部分です。ただ、蛇口とは構造が違います。
一定の水圧が掛かった蛇口の「ひねり具合」で水の量を調整するのが水道。ガスコンロなども一定のガス圧に対して「ツマミを回して」火加減を調整します。この両者は開閉弁の「開き具合」を微調整することで、吐出量を調整しているのがポイントです。
対するインジェクターは何が違うのかといえば「開き具合」を調整できないのです。全開か全閉しかできない開閉弁、それがインジェクターです。
では、どうやって燃料の噴射量を調整しているのかというと、「開く時間」です。全開か全閉しかできなくても、一瞬しか開かなければ少量の噴射になり、開きっぱなしにすればたくさん噴射できます。
雑な説明になりますが、1000rpmでアイドリングしている4サイクルレシプロエンジンに装着されているカムが260度だとすると、吸気バルブが開くのは0.043秒間。この僅かな瞬間にアイドリングに必要な僅かな燃料を噴射できるのがインジェクターなのです。

アイドリングとはいえ、1気筒あたり1秒間に8回以上も燃焼しているので、インジェクターは画像のようなイメージで連射しています。
高出力に対応する大容量インジェクターの場合は、いちどに出る量が多いため、高出力ならまだしもアイドリングのような極少量の噴射が苦手です。
ノーマルインジェクターと同じ量を噴射してアイドリングさせようとすると、大容量インジェクターの場合は「噴射時間をより短く」設定する必要があります(図の青いインジェクターのようなイメージです)。
ひと昔前の大容量インジェクターは微細な噴射が苦手で、「アイドリングで絞れない」という表現をよく耳にしました。セッティング画面で燃料噴射を最小に設定しても、開閉レスポンスの限界で、どうしてもたくさん出てしまう…という状態です。
現在チューニングカー用として多く利用されている大容量インジェクターは、単純に蛇口の径が大きいだけではなく、純正の何倍も緻密な制御が可能な超高性能品。
このようなインジェクターが登場してくれたお陰で、高出力なエンジンを気筒あたり1本のインジェクターで精密に制御できるようになりました。
つづく
一定の水圧が掛かった蛇口の「ひねり具合」で水の量を調整するのが水道。ガスコンロなども一定のガス圧に対して「ツマミを回して」火加減を調整します。この両者は開閉弁の「開き具合」を微調整することで、吐出量を調整しているのがポイントです。
対するインジェクターは何が違うのかといえば「開き具合」を調整できないのです。全開か全閉しかできない開閉弁、それがインジェクターです。
では、どうやって燃料の噴射量を調整しているのかというと、「開く時間」です。全開か全閉しかできなくても、一瞬しか開かなければ少量の噴射になり、開きっぱなしにすればたくさん噴射できます。
雑な説明になりますが、1000rpmでアイドリングしている4サイクルレシプロエンジンに装着されているカムが260度だとすると、吸気バルブが開くのは0.043秒間。この僅かな瞬間にアイドリングに必要な僅かな燃料を噴射できるのがインジェクターなのです。

高出力に対応する大容量インジェクターの場合は、いちどに出る量が多いため、高出力ならまだしもアイドリングのような極少量の噴射が苦手です。
ノーマルインジェクターと同じ量を噴射してアイドリングさせようとすると、大容量インジェクターの場合は「噴射時間をより短く」設定する必要があります(図の青いインジェクターのようなイメージです)。
ひと昔前の大容量インジェクターは微細な噴射が苦手で、「アイドリングで絞れない」という表現をよく耳にしました。セッティング画面で燃料噴射を最小に設定しても、開閉レスポンスの限界で、どうしてもたくさん出てしまう…という状態です。
現在チューニングカー用として多く利用されている大容量インジェクターは、単純に蛇口の径が大きいだけではなく、純正の何倍も緻密な制御が可能な超高性能品。
このようなインジェクターが登場してくれたお陰で、高出力なエンジンを気筒あたり1本のインジェクターで精密に制御できるようになりました。
つづく
by avo-motec
| 2019-07-27 12:46
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