2018年 12月 13日
フェラーリ328 MoTeCフル電子制御 その1 |
中央電装様からの御相談で、328の「見えない部分の完全リフレッシュ」をお手伝いさせて頂きました。

エンジンやミッションのオーバーホールや、足回りのリフレッシュ、ボディの鈑金装など、旧車のレストアにはさまざまな項目がありますが、私たちがお手伝いするのは電気配線と制御の部分です。
フェラーリだけの話ではありませんが、古い自動車はエアコンの不調に始まり、電装関係のトラブルや燃料漏れは「起きて当たり前」です。
特にこの328の場合、外装はピカピカに見えても中身は30年もの。そして、基本の基本のそのまた基本である電気関係の設計部分は、50年以上前にデビューしたディーノと大きく変わっていません。ダメとは言いませんが、部分的には「電源を絶対に入れないならば、このままでも良いのでは?」と感じるほどです。
クラシックカーで起きる車両火災の大半は、ガソリン漏れやオイル漏れによるものよりも、電装系のショートが原因なのですが、これは「具体的にこの部品がショートしやすい」という物ではなく、すべての配線と接点が疑わしいという状態です。
つまり、配線をすべて引き直すことで、車両火災の可能性を大幅に引き下げることができるのです。もちろん、単に同じ線で引き直すだけでは「設計上の同じリスク」を再現するだけになる部分があるため、最新のシステムでリフレッシュさせます。

MoTeC PDMを使用してリレーとヒューズを完全撤去しつつ、配線を完全に引き直しますが、交換するのと同時に、接点である端子もすべて新品に交換。さらに、リレーやヒューズBOXを中継する必要がなくなるお陰で、接点の数が減る=接点不良のリスク低減という効果もあります。

今回はメーター裏の細かい部分も含め、あらゆる純正配線を完全に引き直しました。純正の配線は、「え、この細さまずいんじゃない?」や、「5A(アンペア)くらいしか流さないのに、何故かうどんみたいに太い線が付いてるんですけど…」という、滅茶苦茶な部分が多々ありましたが、ミルスペックの配線に引き直したことと、純正の鈍重なヒューズ/リレーBOXを撤去したことで、キロ単位で軽く仕上がりました。
ここまでやることで、配線の加熱や接点のスパークが解消されるため、電気系からの火災のリスクは大幅に低減させることができます。
もちろん、電気配線をリフレッシュしただけでは片手落ち。「すべての配線をリフレッシュ」という御依頼には、エンジン配線のリフレッシュも含まれています。純正のKジェトロニックを撤去して、MoTeC M1を使用したインジェクション化を、同時に施しました。
つづく

フェラーリだけの話ではありませんが、古い自動車はエアコンの不調に始まり、電装関係のトラブルや燃料漏れは「起きて当たり前」です。
特にこの328の場合、外装はピカピカに見えても中身は30年もの。そして、基本の基本のそのまた基本である電気関係の設計部分は、50年以上前にデビューしたディーノと大きく変わっていません。ダメとは言いませんが、部分的には「電源を絶対に入れないならば、このままでも良いのでは?」と感じるほどです。
クラシックカーで起きる車両火災の大半は、ガソリン漏れやオイル漏れによるものよりも、電装系のショートが原因なのですが、これは「具体的にこの部品がショートしやすい」という物ではなく、すべての配線と接点が疑わしいという状態です。
つまり、配線をすべて引き直すことで、車両火災の可能性を大幅に引き下げることができるのです。もちろん、単に同じ線で引き直すだけでは「設計上の同じリスク」を再現するだけになる部分があるため、最新のシステムでリフレッシュさせます。



もちろん、電気配線をリフレッシュしただけでは片手落ち。「すべての配線をリフレッシュ」という御依頼には、エンジン配線のリフレッシュも含まれています。純正のKジェトロニックを撤去して、MoTeC M1を使用したインジェクション化を、同時に施しました。
つづく
by avo-motec
| 2018-12-13 17:18
| 取り付け調整
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