モーガンのサージタンク |
インマニが長い気筒のファンネルを短く、インマニが短い気筒のファンネルを長く設定することで、吸気管が等長に設定されていました。
サージタンクの形状も、この非等長ファンネルとの距離を考えた形状です。
判りやすいように模式図を作りました。
完全等長のインテークと各ファンネルとサージタンクの距離が均等…という部分が理解できましたでしょうか。
ちなみに、図は単純説明に特化したものです。
モーガン&ローバーの名誉のために追記しておきますと、インマニとファンネルの継ぎ目は、段差が極力ないようにスムーズに設計されています。マニホールドの形状も滑らかで、図のようにガクンと曲がっていません。とても素晴らしい物です。
各気筒にスムーズかつ均等に空気を吸わせるための追求、設計者のこだわりが感じられ、感銘を受けてしまいました。
ちなみにこのエンジンは、初代レンジローバーに搭載されていた3.5LのV8。
非常にコンパクトなオールアルミ製で、
「静寂でスムーズ」
「トルクフル」
「非常に軽量」
という特徴を持っています。
車輌に関しては、追って紹介させて頂きます!