ケーニッヒ コンペティション エボリューション その12 |
当社マネージャーが深夜の湾岸で全開で踏みつつ調整・・・ ではなく、
普通にシャーシダイナモに載せてセッティングしました。
セッティングが遅れていた理由は、オーナー様の都合と天気の都合がなかなか合わなかったためです。
本日は快晴でしたが、気温は温度計で41度。
このため、低回転域からローブーストまでの領域のみをシャーシダイナモで詰めて、
本領を発揮するフルブーストは、涼しくなってから詰めることになりました。
実はこのケーニッヒコンペティションエボリューションは
スーパーカー専門店、TRガレージの社長の愛車です。
TRガレージでエンジン・補機類を完全整備してあります。
本日は社長自らローダーで来て下さり、当社のシャシダイ室(車で30分)まで運んで下さいました。
リヤの幅を計ると、タイヤ外寸で2m10cm!
シャーシダイナモに載るギリギリのサイズです。
アイドリング領域は調整済みなので、低回転&ブーストの掛からない領域から
チーフがM800でセッティングを開始しました。
パワーがパワーなので、本来であればダイナパックで調整したいところなのですが・・・
超ワイドボディにつき、ダイナパックがハブまで届かないので
シャーシダイナモか実走でセッティングするしかないのです。
下から上まで燃料噴射量と点火時期を合わせつつ、少しずつブーストを上げていきます。
シャーシダイナモ室の温度は、セッティング中ともなると42度オーバー。
吸気温度の問題から、やはりフルブーストの調整は秋に持ち越しです。
パワーチェックの動画をアップしました。
http://youtu.be/3f3bhcVXftE
本日のパワーチェックのグラフがこれです。
ローブーストのパワーが「エボリューション」の実力だと誤解されてしまうとケーニッヒに申し訳ないので
お見せするのはグラフだけにしておきます。
ちなみにローブーストとはいえ、R35GT-Rのブーストアップ程度では追いつくこともできないパワーが出ています。
秋になると思われる全開セッティング編「その13」が
ケーニッヒの完結編になる予定です。ご期待下さい!
TRガレージ
http://www.tr-garage.com/