オートスポーツイワセ様で作業中の、フォードRS200です。
今では幻となりつつある、グループB時代のホモロゲーションマシン。
アメ車らしからぬスタイルや、最後期にプライベートチームで活躍したこと、同時代のライバルと異なる空力的なカウルボディなど、今なお多くのファンを虜にしています。
この個体は、何年も前にMoTeC M800制御となり、各気筒に2本ずつ装着するインジェクターを、Hi/Lo噴射(合計インジェクター8本)制御しています。
今回はタービン交換でのリセッティングとなりましたが、タービンの相性が良いのか、最新式の高性能タービンなのか、以前とは比較にならないレベルでブーストの立ち上がりが鋭くなりました。
最大ブースト圧と最大出力の数値は前回とほぼ同じですが、ブーストの立ち上がりには歴然の差があり、明らかに戦闘力がアップしているのが体感できました。
今なお全開走行ができるコンディション。しかも、消耗パーツを最新化して最先端のレスポンスを追求するオーナー様の情熱に、スタッフ一同脱帽です。