モーガンのフロントサスペンション |
フロントの足回りが非常に面白い構造なので、紹介致します。
足回りの構造に興味が無い方にはサッパリ判らないと思いますが、かなり歴史を感じる構造です。
アッパーアームとロアアームのように見える物は、ボディーからそのまま伸びたフレームの一部で、一切動きません。
ハブは軸の部分を上下にスライドするようになっていて、上にも下にもバネがあります。
一応、ペラペラの鉄板(ストロークと共にしなる)で側面からも支えられています。
写真では奥側になるため見えませんが、ダンパーも装備しています。
判りやすくするために簡易図を作ってみました。
図の赤い部分がフレームで、ここは一切動きません。
黒い部分に丸い穴があって、上下にスライドします。
ステアリングを切ると、ここを軸に回転。
ストロークしてもキャンバーが変化しないところや、バネ下が軽そうな部分が面白いです。
モーガンの設計当初は、リーフスプリングが全盛。
そんな中でコイルスプリングを採用したモーガンに、非常に興味をそそられます。
車輌に関しては、追って紹介させて頂きます!