180SXフルチューンドリフト仕様 |
エンジン本体は、エンジニアの塩田氏曰く「できることをすべて注ぎ込んだ」仕様。
ハイパーチューン製のサージタンクには、1000ccのインジェクターが装着してあります。
タービンはTD06-25Gで、目標はブースト2キロ前後で600ps。
ちなみに使用する燃料は、100%シェルのハイオクです。
エムズスタイル様は、フルコンを使用するのが初挑戦。
すべてのフルコンの基本となるスタンダードなソフトウェアと、群を抜く高性能&信頼性、ディスプレイやPDMをはじめとする、多様な機器との拡張性、扱えるようになるまでのサポート体制など、多角的な面からMoTeCを選択してくださいました。
製作を担当した塩田氏は、物凄く勉強熱心。
フルコンの配線は初めてということですが、数回の質問電話だけで、日本語マニュアルを片手に配線の製作、初期設定、エンジン始動、エンジン慣らしまで終わらせて、弊社に車輌を持ち込んでくださいました。
エンジンの制御に使用しているECUはM400で、ブースト圧の集中制御と、SKMを使用したノック管理もおこなっています。
冷却関係では、Vマウント装着したラジエターの電動ファンを、水温上昇に合わせてオンオフすると同時に、電動ウォーターポンプもM400でPWM制御して、水温を統合管理。
PWM制御にはDHBを組み合わせているため、システムは非常にシンプルに仕上がっています。
低回転域から順調にセッティングが進んでいましたが、ブースト1.6キロ前後で1000cc×4本のインジェクターを使い切ってしまいました。
燃圧を上げて様子を見ましたが、1.7キロでセッティング終了。
リアタイヤのキャンバーが強いこともあり、ローラーがすべって正確な計測はできませんでしたが、シャーシダイナモ上では608ps/7600rpm。
MoTeCのログ上では8400rpm回っています。インジェクターを使い切っているため、恐らく出力は650ps+。
(弊社のシャシダイはローラーの負荷が軽いため、実走行ではもっと下からブーストが立ち上がります)
ドリフト仕様ということですが、強烈なパフォーマンスを発揮しそうです!
M’z style
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