KZ1000 |
キャブレターを外し、ケーヒン製スロットルとMoTeC M800を使って、全域で面白いバイクに仕上げようと試みているそうです。
キャブレター車をインジェクション仕様にする場合、自動車でもバイクでも、クランク角センサーを取り付ける必要があります。
当然、ワンオフになりますが、この部分が一番重要。
このセンサーの値がすべての基準になるため、少しでも問題があれば、ECUのセッティングをいくら頑張っても良い状態にはなりません。
小関氏は、この部分をすべてワンオフ製作し、最適な信号を作り出していました。
流石です!
制御スピードが速いMoTeC ECUは、バイクのレスポンスにも余裕で対応します。
すでにシャーシダイナモで走行域のセッティングは完了し、問題なく仕上がっていました。
問題は無いのですが、感性に訴えるレベルの「始動性の良さ」と「空吹かしの気持ち良さ」の「追求」という部分のお手伝いをさせて頂きました。
この部分は、パワーやトルクのような具体的な数値では無く、感覚的に気持ち良くなったら完成。
というセッティングですが、そんな部分こそMoTeC ECUの真骨頂が試される部分です!