dpレーシング ポルシェ935 その2 |
20年前に組んだMoTeC M4の中には、現在も当たり前のように使われている物が多数あり、現在でも当たり前のように、アップデートや修理などのサポート対応をしております。
MoTeC社は今年で28周年。
弊社が日本でMoTeC ECUを初めて販売してから23年。
MoTeCが安心して使い続けられる「性能」と「耐久性」を兼ね備えた信頼のブランドであることは、これまでの実績が証明しています。
前置きが長くなりましたが、ジール様で製作した964ベースの935です。
エンジンは930ターボの3300cc改3400ccで、TD06-25G(8cm2)を2基組んでいます。
今回は、各センサーの確認に加えて、シングルラムダからツインラムダ化というメニューが加わりました。
ツインラムダ化することで、各バンクごとに個別のラムダ補正を掛けることができるようになります。
その他には、エンジンの仕様やブースト圧の変更は無く、あくまでセンサー類の変更とリセッティングだけです。
悪天候が続き、なかなか作業が進みませんでしたが、いざリセッティングをしてみると、530ps/64.4kg-m。
最大出力こそ大きく変化していませんが、ピーク付近の鋭さに磨きが掛かりました。
以前のセッティングと今回のセッティングを重ね書きした物です。5000rpmを超えて衰えていたパワーに「ひと伸び」加わったことで、引っ張っていった際のパワーの持続感がハッキリと現れました。
オーナー様に楽しんでもらえれば何よりです!
ポルシェ935!大好きなクルマです。
小学生くらいの頃、よくこれのプラモを造りました。
マルティニカラーがカッコ良かったなぁ
厳密にはオリジナルではないのかもしれませんが、今となっては、そのすべてが自動車史に残る貴重な宝だと思います^^