AE86 藤原とうふ店 |
「藤原とうふ店仕様」にトコトンまでこだわっているオーナー様のAE86です。
オリジナル状態にこだわったエンジンルームを大切に維持しているそうです。
テックアート様でのMoTeC ECU制御化に際し、オーナー様の意向で、あくまで純正風の配線イメージを崩さない方向で…という御依頼があったそうです。
実はMoTeC ECU制御化する前に、純正ECUの状態でパワーチェックをおこないました。
弊社のシャーシダイナモを使用した結果は、115.7ps/13.1kg-mでした。
今回は、MoTeC ECU制御に伴う配線のリフレッシュ以外はおこなっていません。
純正ECUは電子制御化された国産車でも黎明期の部類に入るため、非常にシンプルな反面、制御に滑らかさやレスポンスの良さがありません。
MoTeC ECU制御化することで、スロットル制御、圧力補正、シーケンシャル燃料制御に生まれ変わるため、滑らかさや扱いやすさ、エンジンレスポンス、燃費は、段違いに良くなります。ここは本当に全然違うと言えるほどの変化があります。
当然、現車セッティングをおこなうため、パワーも上がるはずですが、完全ノーマルエンジンでのセッティング比較は、弊社ではやったことがありません。
このため、今回はどれくらいの出力差になるのか興味津々です。
セッティングの結果は131ps/15.6kg-mでしたが、吸気の負圧が高いのでエアクリーナーを外して直吸いで再計測してみたところ、136.9ps/16.1kg-mになりました。
(当然、御客様にはエアクリーナーを戻してお返しします)
ノーマル、セッティング後、エアクリーナーを外した状態の出力を重ね書きしたグラフを見て頂ければ解る通り、ノーマルとの出力差は歴然です。
仕上がりを楽しみにされているオーナー様、お待たせ致しました!