NA8ロードスター カム+4連スロットル |
1月にエンジンオーバーホール+MoTeC M4で146.5ps/18.5kg-m(カタログ+16ps)にリフレッシュしましたが、今回はカム交換(東名ポンカム)+4連スロットル(AE101用改)で、バリッとしたエンジンルームに生まれ変わりました。腰下は変更していないので、排気量や圧縮比は純正のままです。
コイルもダイレクトイグニッション化されていますが、注目は熱対策。
巨大なファンネルはパワフル感が溢れていますが、冷気を吸わなければ出力アップは望めません。
そこで、ファンネル側の空間を広く取り、外気導入ダクトを設置。さらに排気側の熱が流れてこないように工夫がしてあります。
まずは実走で街乗り領域を合わせ、シャーシダイナモで全開域を合わせました。
パワーチェックの結果は、約20psアップの170.4ps/19.3kg-m。
ノーマルと比較してマイナスポイントがなく、加速が衰えずに7500rpmまで一気に伸びるようになりました。
前回と今回のパワーグラフを重ねて表示すると、高回転の差が歴然です。
その他の部分では、4連スロットルならではの吸気音がドライブを楽しくしてくれています。
ヘッドに少々手を加えてカムを派手にするだけでも、より高回転高出力型にすることはできると思います。しかし、ノーマル以上にスムーズでレスポンスの良い街乗りフィーリングに仕上がっているため、これがストリート仕様のひとつの完成形なのかも…と感じました!