ロータスエスプリ・スポーツ300 |
エンジンは2200ccの水冷インタークーラー付き直4ターボ。カタログスペックは302ps/36.1kg-mです。
プライベーターのお客様が、長年掛けてコツコツと作り込んでいる車輌で、水冷インタークーラーを空冷化(RB26用)し、タービンをHKSのGTタービンに交換してあります。
弊社はMoTeC ECUの設定やセッティング部分のお手伝いをさせていただきましたが、車輌製作はすべてオーナー様の手によるものです。(弊社のシャシダイで435ps/51.9kg-mを計測しています)
今回はクランクセンサー信号の作り直しをはじめ、インタークーラー周りなどを大幅に変更したため、設定とセッティングの変更をおこないました。(ルーフから走行風を導入して、リアのRB26用インタークーラーを冷却するシステムも、オーナー様が製作されました)
オーナー様によると、街中や高速では「怖くて全開できない」くらい速く、富士スピードウェイに行くと「後ろから押したくなる」くらい遅いそうです(笑)
なぜ富士スピードウェイで遅く感じるかといえば、国産スポーツカーと走ると、コーナーで離してもストレートでジワジワと追いつかれる場合があるためです。
だからといってパワー重視にすれば、中間域の良さをスポイルしてしまいます。そんな仕様変更で悩むことも、チューニングの面白さです。
中間のレスポンスを生かしたまま、「もっと面白いエスプリ」「もっと楽しめるエスプリ」を追求するために、オーナー様はこれからもエスプリを作り込んでいくそうです!