NA ロードスター 4連スロットル |
このNA型ロードスターは、以前の仕様をMoTeCで制御していたため、今回は仕様変更に合わせたリセッティングとなります。
変更した内容は、カム交換と4連スロットルの装着です。
注目は4連スロットル。マルハモータース様の新製品だそうです。
4連スロットル化には、さまざまなメリットがあります。
レスポンスが格段に良くなること。
口径やファンネル長で特性を調整できること。
度数の高いカムを組んでも、吸気干渉が起きないこと。
吸入空気音が格段に良くなること。
以上が主なメリットですが、この他にも、スロポジセンサーが取り付けられる設計になっている場合が多いことや、新品ならスロットルの同調が最初から揃っている場合が多いことなども、セッティングする側の視点では大きなメリットです。
MoTeC ECUのセッティングや制御の面では、4連スロットルだから制御が特に難しいということはありません。
レスポンスを良くするために、燃料と点火テーブルの縦軸はスロットル開度に設定します。これにインマニ圧力の補正を組み合わせることで、さまざまなシチュエーションに対応する仕上がりになります。
実走とシャーシダイナモの両方でセッティングを詰めたところ、202ps/23.4kg-mという、かなり強力な数字になりました。
しかも約3000~7000rpmまでトルクバンドに幅があるだけに、ピーキーさは皆無です。
街中でも普通にスルスルと走りますが、2500rpmを超えるあたりからは、アクセルの踏み込み方次第で鋭く加速します。
しかし、この車輌が本領を発揮するのはサーキット。オーナー様のレースでの結果を、弊社一同応援します!
ガレージI
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