シボレー・トレイルブレイザーSS |
トヨタ・セコイアや日産アルマーダのような超巨大SUVほど大きくありませんが、トレイルブレイザーはさすがの威圧感です。
20インチホイールから覗くwilwood製6POTキャリパーも、見ただけで失神しそうな大きさです。
この車輌は純正でコルベットと同じエンジン(LS2 6000cc)が搭載されていて、過去に弊社でMoTeC M84の取付とセッティングをさせて頂いております。
今回は、エンジンの仕様変更に合わせたリセッティングの御依頼を頂きました。
お客様が製作したエンジンは、シボレーのLS2をベースに、ワイセコのピストン、キャリーズのクランク&コンロッドで6600ccに排気量アップ。これにトリックフロー製のヘッドとカムを組み合わせて、LSXRT102サージタンク&90φスロットルを組んでいます。
アイドリングからチューンドアメリカンV8を感じさせる、ドロッドロッ…という力強いサウンド。絶対に凄いに違いない!という雰囲気が全身から漲ってます。
市街地走行から高速道路での巡航までの調整を行い、シャーシダイナモでのセッティングです。
ATが勝手にシフトチェンジするため、パワーとトルクの計測はできませんでしたが、巨大なボディをグイグイ加速させる図太いトルクに仕上がりました!
(ちなみに以前パワーチェックしたマスタングには、ロックアップ付きのドラッグ用ATやトルコンを搭載していました)
セッティングが終わると、ドロッドロッ…という刻むアイドリングが乾いた音質に変化。
V8レーシングサウンドの雰囲気です。
6500rpmまでグワッと回るフィーリングも良好なので、オーナー様に喜んでもらえればなによりです。
弊社では、MoTeCECU装着済み車輌に関しましては、日帰りの現車セッティングサポートも行っております。ただし日帰りの場合は、エンジンが冷えた状態のみセッティングが可能な「冷間始動」などの調整はできません。また、エアコンONでアイドルアップさせる制御を御希望の場合は、必ずエアコンのガスを入れた状態で持ち込んで下さい。