C6コルベットZ06ツインターボ その3 |
ターボのコンプレッサーで圧送された空気は、インタークーラーの左右から入り、中央で合流してサージタンクに送られます。
一見すると、中央で合流するインタークーラーレイアウトが「効率悪そう」に感じますが、裏から見て頂くと、ちゃんと考えて作られていることが理解できると思います。
インタークーラーからスロットルまでのパイプは緩やかなカーブがあるだけで、とてもシンプル。パイプの中央付近に取り付けられているのがブローオフバルブです。
テールライトを外した穴からエアクリーナーが見えます。前回のイラストでは、資料がなかったため都築画伯のイマジネーションによってエアクリーナーが描かれていますが、実際はキノコ型クリーナーにフィルターラップを組み合わせて取り付けます。フィルターラップは、クリーナーの防塵・防泥性能を高めるカバー状のフィルターです。写真はフィルターを見せるために、少しラップをずらしています。
フィルターラップは吸入抵抗になりそうに見えますが、使用する馬力の範囲で出力に影響は出ません。リアタイヤが巻き上げた塵や埃を吸入する可能性が高い場所なので、長期的に性能を維持するためにも装着するのをお薦めしています。