AE86ターボ改NA仕様 |
先月ターボエンジンだった車両ですが、パワーが漲りすぎて友達を失いそうなのでNAに戻したそうです(笑)
MoTeC M84のセッティングサポートをさせて頂きました。
NAエンジンは得意の7A-Gではなく、排気量1600ccのままヘッドとカムに手を加え、テックアート様のクォリティで組んであります。
4連スロットルのインテークと、飴色に焼けたタコ足がキマっています。
セッティングの結果は208ps/20.3kg-mと、本当に1600cc!?という出力に仕上がりました。
フラットにトルクが出ているため決して高回転だけの仕様ではなく、街乗りでもブンブン楽しめてしまいます!
峠やサーキットだけではなく、毎日の通勤にも使いたい乗り味に仕上がりました。
また、518を着けた場合のトルクの振り方に変化をつける事は可能ですか?
ダイヤル1~4とかのスイッチを作ったりしてブースト圧を変化させたいかな…
ターボチャージャーは純正・社外を問わず、性能限界に近い領域で使用すると吸気の出口温度が高温になるため、相応のサイズのインタークーラーを取り付けたり、出力や用途を考慮した冷却系パーツの追加や変更も必須となります。
T518Zを装着する場合ですが、キッチリとエンジンをオーバーホールした上で、エンジン本体のチューニングは行わず、カムと吸排気系を一式交換した黒ヘッドで430ps/50.7kg-mまで出ました。これは5月14日のブログで紹介しておりますが、エンジン内各部の強化を推奨するレベルの出力です。
ブーストの設定圧を変更したいのであれば、9ポジションスイッチを使うことで10種類のブーストテーブルの切り替えが可能です。
純正触媒を残したままタービン交換するのはお勧めしません。
純正触媒を残したままでもセッティングは可能ですし、それなりの出力を狙うことも可能ですが、増大した排気のエネルギーによって触媒が破損する可能性が大きくなります。
破損すると車検に通らなくなりますので、御注意願います。