最高速仕様 |
エンジンはRB25からRB26に変わり
走るステージもドリフトから最高速になりました。
先日までミドル級のタービンで、35Rとバトルを繰り広げていたそうです。
ミドル級とは言っても、結構大きめのタービンを組んでいたのですが、、、、、
トラスト製で一番大きいT88H-38GKに変更です。
エンジンは2.8L。
さらに、Vカムを追加してワイドなトルクバンドを手に入れました。
ついでにNOSも噴射して、中間の立ち上がりを鋭くしました。
これを制御するのはMoTeC M800です。
ブースト圧やVカム&NOSも、M800で詳細なマップを組んで一括制御します。
オーナー様の希望はブースト2キロ。ちなみに特殊燃料ではなく、市販ハイオクです。
シャーシダイナモでは150kg以上のウエイトを載せても滑ってしまうため計測不能。
パワーとトルクの数字は判りませんが、
「最後まで踏めて、ちゃんと速くて、バトルで35Rに勝てればOK!」
気合いと根性は誰にも負けないオーナー様だけに、存分に楽しんで頂けると思います。
ちなみに、このように超高出力&高回転化したRB26には、ひとつ問題が発生します。
それは、クランク角センサーのエラーです。
高回転で正確に回転信号を読めなくなると、正確な制御ができなくなってしまいます。
新品のセンサーを使えば大丈夫な場合もありますが、
結局エラーが出ると正確なコントロールができません。
そこで、このような物を使用しています。
ATIダンパープーリーに合わせて製作した、クランク角センサー用の歯です。
クラセンをカムからクランク軸に移動させることで、高回転でも正確に信号を読めます。
弊社はRB26専門店ではないので、こういう物は現物合わせで製作しています。
今回は、元々ATIのプーリーが付いていたので、それに合わせて製作しました。
カム側の気筒判別は、今回はVカム改です。
いくらMoTeC ECUが高性能でも、
センサーが正確な信号を拾えなければ正確なセッティングはできません。
地味で目立たない部分ですが、妥協せずきっちり仕上げています!