水上のドラッグマシン |
ドラッグマシンのアンチラグをセッティングサポートしました。
ドラッグレースといっても、自動車の400m走とは違います。
直線をダッシュして、Uターンして戻ってくるまでのタイムを競います。
ド派手なのはカラーリングだけではなく、中身もスゴいんです。
パワーチェックできないので燃料消費計算ですが、出力は約600psです。
ベースは1500cc弱ですが、かなり大きいターボを組んでいます。
自動車用のエンジンと違い、かなり燃料を絞って、もの凄く点火時期を進めています。
秘密はエンジン温度と吸気温度をピタリと安定させる冷却システム。
取り込んだ水で熱交換できるのは水上の利点です。
競技に集中できるように、メーターはシンプル。
ブーストメーターとSLMのみです。
タコメーターに設定されていたSLMの設定も行いました。
9600rpm以上を常用したいけれど、10000rpmは回したくないそうです。
使用する領域を見極められるように、
青=9400rpm
緑=9600rpm
橙=9800rpm
赤=10000rpm
と設定しました。
SLMはさまざまな表示方法がありますが、
一気に加速して、この回転領域しか使わないというストイックな仕様だけに
ベストな選択だと思います。
ちなみに、今回選択しなかった表示方法のひとつを紹介します。
こちらの方が判りやすいという人もいますが、ここは好みの問題です。
ちなみにマリンメカニック様&竹野下選手・生駒選手は
今月、アメリカで開催された世界大会で、ワークス勢をブッちぎる驚異の速さを披露。
予選1位・決勝3位という結果を収めました。
チューニングしたエンジンでワークスと勝負できるステージがあるだけでもワクワクしますが
そんな中でMoTeCでセッティングしたマシンがワークスをブッちぎるというのは感動的です!