ポルシェ930カレラ その3 |
T-sport様よりお預かりしていたポルシェの作業が完了しました。
911はエンジンがコンパクトなので、
MoTeC ECUの制御で追加した各センサーがよく見えます。
エンジンルームはノーマル然としていています。
930でこのように綺麗なコンディションを維持しているのは羨ましいです。
エアクリーナーBOX直後のサクションパイプに
吸気温度センサーを取り付けました。
スロットルバタフライに取り付けたスロットルポジションセンサーです。
デスビの横に装着してある2個のパーツが、REFセンサーとSYNCセンサーです。
この他に、見えない部分にMAPセンサーとラムダセンサーが取り付けられています。
この型式のカレラは純正でインジェクター仕様なので、
インジェクターや燃料配管を交換せず、純正を使用しています。
MoTeC ECUを装着する前の、ノーマル状態のパワーチェックです。
226.1ps/27.0kgm。
下からトルクがあるだけではなく、上まで気持ちよく回るエンジンです。
MoTeC M84に制御を変更して現車セッティングしたところ
243.0ps/29.4kgm。
低回転域から高回転域まで、全域でトルクが上がり、
排気量アップしたようなフィーリングになりました。
パワーグラフの比較。緑がノーマル、赤がM84制御です。
+16.9ps/+2.4kgm向上しました。
ピークパワーだけではなく、下から上まで域で出力アップしているので、
低回転時の乗りやすさと、高回転まで引っ張る面白さの両方を
向上することができました。