アンダーパネルの効果 |
空気が整流されてCD値が良くなったり、ダウンフォースが増すなど、取り付けるだけで絶大な効果があります。
ハリー小島の愛車・S30Zもアンダーパネルを装着していますが
空気抵抗を低減するために装着しているのではありません。
実は、渋滞で水温が上昇してしまうため、アンダーパネルで解消しているのです。
言葉で説明するよりも、図で説明すると一目瞭然だと思います。
元は上の図のように、ラジエターを抜けた熱気が循環することで
水温がどんどん上昇していました。
アンダーパネルを装着することで熱気の循環がなくなり
水温が安定するようになりました。
ハリー小島のZに関しては、これで水温の問題は解消されました。
ただし、どんなクルマも必ずアンダーパネルを装着した方が冷えるようになる訳ではありません。
ラジエター周囲の熱い空気は上昇し、冷えた空気が下から入ることで
アルミや真鍮製のラジエターは自己放熱します。
アンダーパネルに塞がれて自己放熱できなくなると、逆に水温が上昇する場合もあるんです。
水温上昇に悩む季節が到来しましたが、対策方法はクルマごとに異なります。
ラジエター交換、ファンの追加、導風板やアンダーパネル装着など
様々な選択肢の中から、ぜひ愛車に一番良い冷却方法を見つけて乗り切って下さい!