フェラーリ456GT |
長い間乗られていなかったため、不動になっていた456GTのリフレッシュです。
M800の12気筒オプションで制御系をリフレッシュしました。
456GTに搭載されているF116型エンジンは
65度バンクのV12気筒で、不均等(不等間隔)爆発という特徴があります。
各気筒が順序よく同じ間隔で点火する一般的なエンジンに対して
不均等(不等間隔)爆発は、点火間隔を意図的に不均等にしています。
クランクシャフトのピン(コンロッドを組む部分)の位置が不均等になっているため
点火時期をずらせば均等爆発になる・・・という物ではありません。
モーテックは、不均等(不等間隔)爆発にも対応するECUです。
ゼネラルセットアップ内にあるオッズファイヤー(Odd Fire)という項目に
1番シリンダーの上死点(0度)から、
点火順序ごとに各気筒の上死点の度数を12気筒すべて入力するだけです。
これで不均等(不等間隔)爆発でも、全気筒の点火時期を全域で最適に調整できます。
モーテックの制御ではエアフロが不要になります。
が、エアクリーナーもエアフロも残したままです。
パワーやレスポンスを追求するのが目的の場合は
エアフロを外してワンオフのパイピングにするべきですが
この車輌は快調に乗るのが目的なので、この方が費用も抑えられます。
パーツの欠品や、純正パーツでは費用が掛かりすぎて、不調や不動を直せない方
燃料系、点火系、センサー系、制御系でお困りの場合は
あきらめる前に、是非当社にご相談下さい。
AVO/MoTeC Japan