ケーニッヒ コンペティション エボリューション その5 |
純正は吸気の流れる量に合わせて燃料噴射量が増減するのですが
機械的にすべてのノズルから同時に燃料が噴射されます。
ノズル部分に開閉機構はありません。
12気筒すべてのノズルに燃圧が掛かり、燃料が出るしくみです。
M800では、フューエルインジェクターを使用します。
すべてのインジェクターに同時に燃圧が掛かっていますが
吸気バルブが開くタイミングに合わせて、各気筒それぞれ独立して燃料噴射を行います。
それぞれのインジェクターの電磁弁を個別に制御。
これがモーテックのシーケンシャル噴射です。
各気筒ごとに最適な量の燃料を最適なタイミングで噴射できるので
無駄な燃料消費が減って、すべての気筒を最適な空燃比にすることができます。
レスポンス、トルクとパワー、燃費など、多くの部分で純正よりメリットのある制御です。
ターボでは判りにくいですが
NAの場合は、これが排気の「乾いたサウンド」にも影響を与えます。